アインシュタインより愛を込めて(簡単レビュー&感想)
アインシュタインより愛を込めて
メーカー:GLOBETY
発売日:2020/10/30
今作一言で語るなら……。
主人公(愛内周太)の物語
と言った感じです。
つまりヒロインよりも主人公がメインの主人公ゲーです。
以下公式ページからの引用です
物語は大きく四章構成となっています。
ヒロインと出会い科学特捜部を創設する序章から始まり――
転機を迎える運命にヒロインとともに立ち向かっていく学園編。
主人公である愛内周太の秘密にせまる過去編。
そして世界に散りばめられた謎を解明する、真相編。
実際はプロローグ(共通ルート)、メイン(個別ルート)、グランド(過去編&真ルート)といった感じになってます。
まあよくある全員クリアしないと真ルートを見れないやつですね。
ちなみに個別ルートで攻略できるヒロインは4人です。
☆こんな人におすすめ
〇シナリオ重視の作品をプレイしたい
〇ダメ主人公が好き
〇体験版をプレイして主人公を受け入れられる人
この作品は主人公が物語のメインになっているので受け入れられないと厳しいです。
なので主人公が好きだと思える人ならきっと楽しめると思います。
☆注意点
〇主人公の性格や設定が感情移入しにくい
〇個別ルートは短め
〇エッチシーンは薄味
〇イチャラブは少なめ
主人公はひねくれもので、他人を見下していたりと…はっきり言って性格が悪いです。
他にも主人公の過去や設定が隠されたまま物語が進むので、主人公に感情移入するタイプの人には厳しいと思います。
個別ルートはやや短めなので人によっては物足りないと感じるかもしれません。
エッチシーンはおまけ程度なので、実用性を求める人にはオススメできません。
イチャラブ要素も少な目で、そういうのを求めてる人には向いてないです。
その変わりギャグ要素は結構あったりします。
ここまで書くと悪い所ばかりあるように感じると思いますが、自分はおもしろかったです。
確かにプレイしていて気になる点は多いですが、シナリオの続きが気になり先が見たくなる作品でした。
ただ人を選ぶ作品なので、まずは体験版をプレイしてみることをオススメします。
※個人的オススメ度☆☆☆
人を選ぶがおもしろいシナリオゲー!!
もしプレイする場合は
西野 佳純→新田 忍→坂下 唯々菜→有村 ロミ
の順番でクリアすることをオススメします。
公式サイト
https://glovety.product.co.jp/
OPムービー
感想
※ここから先はネタバレありですが、重要な部分は濁してます。
ヒロインやストーリーについて
■新田 忍
自分が一番最初にクリアしたヒロイン。
主人公の住むマンションのお隣さんで、1階で洋食屋を営業してる女性。
ひねくれた主人公に対しても年上のお姉さんらしく優しく接してくれます。
おそらく全ヒロインの中で一番優しい人です、そしておっぱいも一番でかいです(ぉ
個別ルートをプレイした感想としては……。
主人公がヒロインと恋仲になって子供から大人に成長していく、そんな感じのシナリオ……だと思ったらそんなことはなかったぜ!!
漫画に例えるなら……。
最初は恋愛モノだったのに突然バトルモノに方向転換して、打ち切りになり最後は無理矢理まとめて終わらせたような感じでしょうか。
正直、突然の超展開に『ポカーン』となってしまい気づいたら終わってました。
超展開に関しては他のキャラを先にクリアしていたら印象はまた違っていたかもしれません。
一応ハッピーエンドっぽい流れですが、後はプレイヤーの想像にお任せしますって感じで終わってますね。
■西野 佳純
自分が二番目にクリアしたヒロイン。
ボクシング部の所属している主人公とは別クラスの生徒。
あとおっぱいが大きいです(ぉ
勉強が苦手で見た目は遊んでいる風だけど、いい子です。
このゲームは主人公の性格的にヒロインは必然的に優しい子になってしまう気がします、そうしないと主人公についていけないので……。
個別ルートに関してはサブキャラの片桐 猛も絡んできて、明るく笑える内容でした。
ただ盛り上がる場面が少なく、終わり方も人によっては辛く感じるかもしれません。
このシナリオも主人公が今後どうなるか、はっきり答えを出さずに後はプレイヤーの想像にお任せしますって感じで終了です。
自分は先に忍ルートをクリアしていたため、シナリオのインパクトが薄く感じてしまったのかも……。
個人的に一番最初に攻略した方がいいヒロインだと思います。
■坂下 唯々菜
自分が三番目にクリアしたヒロイン。
主人公とは別のクラスの女子生徒。
おっぱいは普通のサイズだけどイベントCGだと大きく見えます(ぉ
主人公に普通だとよく言われるキャラなんですが、声優の演技も普通っぽいというか、正直素人っぽさを感じます。
それでも声を聞いてるうちに、このキャラにはこの声があってる気がしてくるから不思議です。
シナリオに関してはヒロインが周りの人に認識されなくなっていき、忘れられるというどこかのエロゲでありそうなシナリオですが、その後が作品の設定をうまく使った内容になってると感じました。
忍と佳純の二人は一般人枠のヒロインですが、唯々菜は設定的にもこの作品ならではのヒロインだと思います。
個人的にサブヒロインの中では一番おもしろいシナリオでした。
唯々菜はヒロインの中でも、かなり不幸な設定なので幸せになって欲しいです。
あとこのシナリオの最後も後はプレイヤーの想像にお任せしますって感じで終わってますね。
■有村 ロミ
主人公の幼馴染で、この作品のメインヒロイン。
勉強ができるだけの主人公と違って本当の天才です。
それとおっぱいは小さいです(ぉ
でも主人公への想いは一番大きいです。
ロミの個別ルートはクリア後にグランドシナリオへと話が繋がっていきます。
グランド含む、このルートでは主人公の過去など、色々な謎がわかっていき、タイトルにあるアインシュタインも本格的に活躍しておもしろくなってくるんですが……。
盛り上がりそうな戦闘シーンがどうにも描写不足に感じるんですよね。
描写しないなら、せめて戦闘シーンのイラストを増やすとかして欲しかったです。
あとロミのエッチシーンへの流れは、ちょっと無理矢理な感じがしましたね。
他に入れる箇所がなかったのかもしれませんが……えっ!?今ここでするのって思いました。
あと全ヒロインに意地でもパイズリさせたい意志を感じました(ぉ
最後は熱く盛り上がる展開に……なりそうで終わります。
他の個別ルートと同じく、後はプレイヤーの想像にお任せしますってやつです。
グランドルートにはエピローグもあり、無事に解決したのはわかりますが、詳しくは語られずに終わってしまいます。
■愛内周太
この作品の主人公、そしてこの物語の中心人物。
ひねくれもの、こじらせている、中二病、高二病……イキって失敗する場面も多いダメ主人公です。
まあ過去に色々あったこともあり、年相応と言えるかもしれませんが……。
主人公として感情移入はできませんが、一人のキャラとして見ればおもしろいキャラだと思います。
どのルートにおいてもヒロイン達と関わることで精神的に成長していきますが、性格そのものはそこまで変わりません。
だけどそういう所がこの主人公の魅力なのかも?
グランド、個別ルートも含めて、この『アインシュタインより愛を込めて』という作品は愛内周太という人間を知るための物語だったんじゃないかと思います。
■総評
絵もいいし、シナリオもおもしろかったです。
ですが気になる点も多く、戦闘シーンなどの描写不足、エッチシーンが薄味、そして一番問題なのが『後はプレイヤーの想像にお任せします』というぶん投げ展開。
この展開がやたらと多く、そこが残念でした。
開発が間に合わなかったのかわかりませんが、もう少しなんとかして欲しかったです。
主人公の心理描写や設定は丁寧に作られているのに、他のメインではない部分が雑と言うか……。
正直もっと丁寧に作られていたら、さらに良い作品になっていただけに残念です。
あと個人的にヒロインとのイチャラブが少なく、その辺がもう少し欲しかったです。
主人公の性格や本編の内容的にイチャラブ展開は難しいとは思いますが、FDや続編がもし出るなら見てみたいですね。